米あらい粉 洗米素 米を淘ぐのはもう古い

今日は久々にガラスビンについての更新です。
いつもは拾った素姓のしれないビンばかりですがこれはいただき物です。
ありがたや。
その名は米あらい粉“洗米素”。
検索をかけても同じものは今の所見つかっておりません。
ちょっと珍しいのかな。
(全然売れなくて出回らなかったという噂も…)

箱と付属の計量用スプーン、更に説明書もついています。
未開封の状態で骨董市で売られていたそうでビンに白い粉も入っています。
かなり粒子の細かい粉です。
一応ビンの大きさを。
幅約43mm 厚み約31mm 高さキャップ含めて約95mm。
ガラスビンの両側面には洗米素というエンボスもついています。
薄いブルーグリーンビンが良い感じ。
製造元は兒玉科学研究所。
販売元は廣中商店と背面のラベルに記載されています。
専売特許第91715号(印刷された文字は旧漢字)となっています。
説明書には陸軍で行ったという試験結果も書かれていて戦前のもののようです。

さてこの洗米素という粉はなんなのか。
すでにタイトルに書いてありますが米を洗う際に添加して使います。
研がずに洗米素を添加してささっと洗うだけで糠や砂などが簡単に除去できるうえに
栄養素を残しご飯を増やすうえに美味しく食べられる(説明書にそう書いてある)
という画期的なもの。
説明書の冒頭にはこんな文章がありました。
国民の保健問題解決される
お米は淘がずに洗米素でお洗ひ下さい
淘ぎ洗ひは大切な栄養成分が流れますから
ごしごしと手で淘ぎ洗ひする事は時代遅れです
今も米を研ぐところをみると時代の最先端過ぎて誰もついてこなかったみたいですね。
この他にも説明書は怪しい文章であふれています。
全文ご紹介したいくらい。
洗米素を入れてご飯炊いてみちゃおうかなという誘惑にも一瞬かられるんですが
どうにも怖い。
だって成分が一切書かれていない上に洗米時には糠などを除く反応として黄色く
変色するって書いてあるんですよ。
そのうえ砂などの異物をゲル状にして膨らませて取り除きやすくするのだとか。
一体何で出来ているのやら…。
どなたか食べてみます?
| お菓子・食べ物・調味料 | 08:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑