
あけましておめでとうございます。
10年目の生存確認ブログ今年もよろしくお願いします。
さて、今年もやはり特にネタがないので去年10月の事を今更記事にしてみたいと思います。
網走にある
北海道立北方民族博物館で行われた体験講座に参加してきました。
アイヌ刺繍でブックカバーを3時間で作る講座です。
講師は阿寒コタンのアイヌ刺繍家西田佳代子さんです。
アイヌ刺繍の中の技法の一つ「ルウンペ」でブックカバーの文様を作るそうです。
初心者用に糸印とチャコペンですでに文様をつける場所がつけられていています。
上の方に写っている赤い布と白い布で文様を作っていきます。
全てセットされているので安心。

まずは文様の真ん中に来るポイントの赤布を置き、ふちをかがって行きます。
ここで戸惑ったのは西田さんにしつけ禁止と言い渡されたこと。
待ち針もなしでとお達しで曲がったり歪んだりして上手く縫い付けられなくて四苦八苦。
しかも博物館側で準備してくれた糸が太すぎて滑らず針もフランス刺繍用?なのか先が丸くて布に
全然刺さらず縫いすすまない。
完全なる手ぶらで来てくださいとの事でしたがこれは失敗だったと思う。
見かねた西田さんからの提案で少し細い刺し子用糸に交換してもらいなんとか縫えました。

そしたら今度は白い布で文様を作ってい行きます。
下書きされている(本来はそういう印はつけない)か所に白く細長い布を合わせつつ縁をかがっていきます。
これがまたしつけ無しで難しい。
縁を折り込みかがりながらも途中で曲げつつ角にはキラウという角をつけるという
ややこしい方法がすごく難しい。
キラウ(角)は魔除けなんですがもう私のは狂ったアルパカかカタツムリにしか見えない…。
縫い目とか見るも無残。
それでもなんとかもう片方も白い布を縫い付けました。

最後に上からイカラリ(コーチングステッチ)というステッチを施します。
ポイントは真ん中で交差させるところ。
なんとか二時間くらいでここまで到達できました。
まあ、凄く下手だけど。
講師・西田さんは「どんな下手でも自分の手で作った物 手仕事の結果なんだから愛しなさい」とおっしゃって
いたので大切にしたいと思います。

私は帰宅してから裏布としおり紐をつけてブックカバーを仕上げました。
愛用していきたいと思います。